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個人事業主の確定申告のやり方完全ガイド【会計ソフトでラクにする方法】

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「個人事業主になったはいいけれど、確定申告って何から手をつければいいの?」「帳簿づけが難しそうで、毎年2月になると気が重い……」――こうした不安を抱えている方は、本当に多いです。私自身、中小企業診断士として日々さまざまな起業家・フリーランスのご相談をお受けする中で、確定申告は「ひとりで頑張ろうとして、いちばんつまずきやすい作業」だと感じています。

でも、安心してください。確定申告は「全体の流れ」と「やるべき順番」さえ押さえれば、決して怖いものではありません。本記事では、中小企業診断士・応用情報技術者の視点から、確定申告とは何かという基礎から、白色申告と青色申告の違い、具体的な5ステップの手順、提出方法、期限、そして会計ソフトを使って作業を一気にラクにする方法までを、順を追って解説します。読み終えるころには、「今年の確定申告は意外といけそうだ」と思っていただけるはずです。

なお、税制は改正が頻繁にあり、個別の事情によって取り扱いが変わることも多いため、最終的なご判断は税理士または最寄りの税務署にご確認ください。


目次

確定申告とは?個人事業主が知っておくべき基礎

確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)の所得と、それにかかる所得税の額を自分で計算し、税務署に申告・納税する手続きのことです。会社員であれば勤務先が年末調整で代わりに行ってくれますが、個人事業主やフリーランスは原則として自分で申告しなければなりません。

ここでつまずきやすいのが「所得」と「収入」の違いです。収入(売上)から必要経費を差し引いたものが「所得」であり、税金はこの所得に対してかかります。たとえば年間の売上が500万円でも、経費が200万円かかっていれば、所得は300万円です。つまり「いくら売れたか」ではなく「いくら手元に利益が残ったか」が課税のベースになる、ということです。

確定申告が必要な人・不要な人

個人事業主の場合、おおまかには 事業所得から各種控除を引いた課税所得がプラスになる人 は確定申告が必要だと考えてください。具体的には、所得税の基礎控除(合計所得が一定以下の場合48万円)などを差し引いてもなお所得が残る場合です。

一方で、年間の所得が基礎控除の範囲内に収まる場合や、事業が赤字の場合は、所得税の申告義務がないケースもあります。ただし、赤字でも青色申告をしておくと損失を翌年以降に繰り越せるなど、申告したほうが得になる場面は少なくありません。また、所得税の申告が不要でも、住民税の申告は別途必要になることがあるため注意が必要です。

なぜ「面倒でも」きちんと申告すべきなのか

私が経営相談の現場でよくお伝えするのは、「確定申告は税金を払うためだけの作業ではない」ということです。きちんと帳簿をつけて申告することは、自分の事業の数字を把握することそのものです。どの月に売上が伸びたのか、何にお金を使いすぎているのか――これが見えていない経営者は、残念ながら長続きしません。確定申告は、面倒な義務であると同時に、事業を客観的に振り返る貴重な機会でもあるのです。


白色申告と青色申告の違い

確定申告には、大きく分けて 白色申告青色申告 の2種類があります。どちらを選ぶかで、手間も節税効果も大きく変わってきます。

白色申告:手軽だが節税メリットは小さい

白色申告は、事前の申請が不要で、帳簿づけも比較的シンプルな方式です。「単式簿記(家計簿に近い記帳)」でよく、ハードルが低いのが魅力です。ただし、後述する青色申告特別控除のような大きな節税メリットはありません。「とりあえず開業したばかりで、まずは申告に慣れたい」という方が選ぶケースが多い印象です。

青色申告:手間はかかるが節税効果が大きい

青色申告は、事前に「青色申告承認申請書」を税務署へ提出した人だけが利用できる方式です。手間は増えますが、その分メリットが大きいのが特徴です。代表的なものを挙げると、以下のとおりです。

  • 青色申告特別控除(最大65万円):複式簿記で記帳し、e-Taxで申告するなどの要件を満たすと、所得から最大65万円を控除できます(要件を満たさない場合は55万円または10万円)。
  • 赤字の繰越し(3年間):その年の赤字を翌年以降3年間の黒字と相殺でき、将来の税負担を軽くできます。
  • 家族への給与を経費にできる:「青色事業専従者給与」として、一定の届出をすれば家族への給与を必要経費にできます。
  • 30万円未満の備品を一括経費にできる:少額減価償却資産の特例で、パソコンなどを買った年に全額経費にしやすくなります。

どちらを選ぶべきか

個人的には、これから本格的に事業を続けていくつもりなら、青色申告に挑戦することをおすすめします。 最大65万円の控除は、所得税・住民税あわせて年間で十数万円規模の節税につながることも珍しくありません。「複式簿記なんて無理」と感じるかもしれませんが、後述する会計ソフトを使えば、複式簿記の知識がなくても青色申告書類はほぼ自動で作れてしまいます。なお、青色申告承認申請書には提出期限(原則、その年の3月15日まで。新規開業の場合は開業日から2か月以内)があるため、早めの手続きが肝心です。

青色申告のメリットや要件をさらに詳しく知りたい方は、当サイトの「青色申告のやり方」を解説した記事もあわせてご覧ください。


確定申告の手順5ステップ

ここからは、実際の確定申告の流れを5つのステップに分けて解説します。全体像をつかんでおけば、「今、自分はどこにいるのか」が見えて、ぐっと進めやすくなります。

ステップ1:日々の帳簿づけ(取引の記録)

確定申告のいちばんの土台が、この帳簿づけです。売上が発生したとき、経費を支払ったとき、その都度「いつ・何に・いくら」を記録していきます。青色申告(65万円控除)の場合は、これを複式簿記で行う必要があります。

ここが多くの方にとって最大の難所です。レシートや請求書をためこんで、確定申告直前に半年分・1年分をまとめて入力しようとすると、地獄を見ます。私が支援先にいつもお伝えしているのは、「帳簿づけは溜めない。最低でも月に1回はまとめて処理する」ということ。後述する会計ソフトを使えば、銀行口座やクレジットカードの明細が自動で取り込まれるため、この作業負担を大幅に減らせます。

ステップ2:必要書類の準備

申告書を作る前に、手元に必要な書類をそろえます。個人事業主の場合、主に以下のようなものが必要です。

  • 本人確認書類:マイナンバーカード(または通知カード+運転免許証など)
  • 売上・経費がわかる資料:請求書、領収書、レシート、通帳のコピーなど
  • 各種控除の証明書:国民年金・国民健康保険の支払額がわかるもの、生命保険料控除証明書、医療費の領収書、iDeCoの掛金証明書など
  • その他:源泉徴収されている場合は支払調書、ふるさと納税の寄附金受領証明書など

控除証明書は秋〜年末にかけて郵送で届くものが多いので、なくさないよう1か所にまとめておきましょう。

ステップ3:申告書の作成

書類がそろったら、いよいよ申告書を作成します。個人事業主が作るのは主に 確定申告書(第一表・第二表) と、青色申告の場合は 青色申告決算書(白色の場合は収支内訳書)です。

作成方法はいくつかあります。手書き、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使う方法、そして会計ソフトで作る方法です。手書きは計算ミスが起きやすく、控除の適用漏れも出やすいため、私はあまりおすすめしていません。会計ソフトを使えば、日々入力した帳簿データから申告書類が自動で出来上がるので、計算ミスの心配がほとんどなくなります。

ステップ4:申告書の提出

完成した申告書は、次のいずれかの方法で税務署へ提出します。

  1. e-Tax(電子申告):自宅からオンラインで提出する方法。青色申告特別控除65万円の要件のひとつでもあり、近年はこれが主流です。
  2. 郵送:印刷した書類を所轄の税務署へ郵送する方法。
  3. 税務署の窓口へ持参:直接提出する方法。確定申告時期は窓口が大変混雑します。

控除額や手間を考えると、e-Taxが最もおすすめです。 マイナンバーカードとスマホ(またはICカードリーダー)があれば、自宅から完結します。

ステップ5:納税(または還付)

申告書を提出したら、計算された所得税を納めます。納付方法は、振替納税(口座振替)、ダイレクト納付、クレジットカード納付、コンビニ納付などから選べます。所得税の納付期限は、申告期限と同じく原則3月15日です(振替納税を選ぶと引き落としは4月中旬ごろになります)。

逆に、源泉徴収などで税金を払いすぎていた場合は、申告によって還付(払い戻し)を受けられます。この場合は、指定した口座に後日振り込まれます。


確定申告を会計ソフトでラクにする

ここまで読んで、「やることが多くて大変そう……」と感じた方もいるかもしれません。でも、ご安心ください。これらの作業の大部分は、クラウド会計ソフトを使えば自動化できます。

私が支援の現場で、確定申告に不安を感じている方に必ずお伝えしているのが「会計ソフトを使いましょう」ということです。理由は明快で、手作業でやるべき面倒な部分を、ソフトが肩代わりしてくれるからです。

具体的には、クラウド会計ソフトには次のような機能があります。

  • 銀行口座・クレジットカードの自動連携:明細を自動で取り込み、AIが勘定科目を推測して仕訳してくれます。ステップ1の帳簿づけが劇的にラクになります。
  • レシートの撮影・自動読み取り:スマホで領収書を撮るだけで、日付・金額・店名を読み取って入力してくれます。
  • 複式簿記の自動化:簿記の知識がなくても、入力した取引から複式簿記の帳簿が自動で完成。青色申告65万円控除のハードルがぐっと下がります。
  • 申告書類の自動作成:青色申告決算書・確定申告書をボタン操作で出力。そのままe-Tax提出にも対応しています。

つまり、会計ソフトを導入することは、青色申告の最大65万円控除を狙うための最短ルートでもあるのです。年間1万〜2万円程度のソフト代で、十数万円の節税と、膨大な作業時間の削減が手に入ると考えれば、費用対効果は非常に高いといえます。

では、具体的にどのソフトを選べばよいのでしょうか。個人事業主の確定申告で定番とされる3製品を比較してみましょう。料金は2026年6月時点の公式情報をベースにしていますが、キャンペーン等で変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

項目 freee会計 マネーフォワード クラウド確定申告 やよいの青色申告 オンライン
評価 ⭐ 4.5 ⭐ 4.4 ⭐ 4.3
月額料金(〜) 1,518円 1,408円 無料プランあり
おすすめの方 簿記の知識がない初心者 副業から事業拡大を見据える方 コストを抑えつつ確実に始めたい方
公式サイト freee会計 マネーフォワード クラウド確定申告 やよいの青色申告 オンライン

ざっくり言うと、簿記の知識ゼロでも使えるfreee/連携の強さと拡張性のマネーフォワード/初年度無料で試せる弥生、というポジショニングです。3製品をより詳しく比較したい方は、当サイトの「freee・マネーフォワード・弥生 徹底比較」の記事もご覧ください。


おすすめ会計ソフト(freee・マネーフォワード)

ここでは、確定申告デビューの方からの相談で名前があがることの多い2製品、freee会計マネーフォワード クラウド確定申告について、それぞれの特徴とデメリットを正直にお伝えします。

freee会計:簿記がわからなくても確定申告できる

freee会計は、「簿記の知識がなくても確定申告ができる」をコンセプトに設計されたクラウド会計ソフトです。「これは収入?支出?」「事業用?プライベート?」といった質問に答えていくだけで仕訳が完成する独自のUIが最大の特徴で、家計簿に近い感覚で経理を進められます。

私が支援している創業初年度の方には、freeeをご案内するケースが多いです。確定申告書から青色申告決算書まで画面上で完結し、そのままe-Tax提出までワンストップでできる点も、初めての方には心強いポイントです。「freee開業」など開業手続きのサービスとの連携もスムーズで、これから事業を始める方との相性が良い製品です。

デメリットも正直に書いておくと、freee独自のUIは「簿記をすでに理解している人」にとってはかえって遠回りに感じられることがあります。 「自分が思った勘定科目で仕訳したいのに、それがやりにくい」と感じる中級者もいます。また、料金は最安プランでも一定額がかかり、無料で使い続けることはできません。とはいえ、簿記の知識がない初心者にとっては、その手厚さが何よりの安心材料になるでしょう。

freee会計

⭐ 4.5/5.0 / 月額: 1,518円〜

クラウド会計ソフトの代表格。確定申告から請求書発行まで一気通貫で対応。

  • 銀行口座・クレジットカード連携で自動仕訳
  • スマホアプリで領収書撮影→自動入力
  • 確定申告書類を自動作成

おすすめの方:簿記の知識がない初心者

freee会計の公式サイトを見る

マネーフォワード クラウド確定申告:連携の強さと拡張性

マネーフォワード クラウド確定申告は、銀行・クレジットカード・電子マネーなどとの連携先の多さに定評があります。普段からマネーフォワードの家計簿アプリを使っている方なら、データ連携の自然さに馴染みやすいはずです。自動仕訳の精度も高く、明細の取得から仕訳までの流れが非常にスムーズです。

特に評価したいのが、事業拡大を見据えたときの拡張性です。請求書発行、経費精算、給与計算といった周辺サービスがシリーズで揃っており、法人化したときにも同じ環境で移行しやすい。「いまは個人事業主だけど、いずれ人を雇って法人化したい」という成長志向の方には、有力な選択肢になります。

デメリットとしては、機能が豊富な分、freeeに比べると簿記の基礎がまったくない方には最初のとっつきにくさを感じる場面があるかもしれません。 また、無料プランでは閲覧できる範囲に制限があり、本格的に使うには有料プランが前提になります。とはいえ、副業から事業を伸ばしていきたい方にとっては、その拡張性が大きな武器になります。

マネーフォワード クラウド確定申告

⭐ 4.4/5.0 / 月額: 1,408円〜

銀行・カード連携の自動取得に強み。仕訳の精度が高い。

  • 連携先サービス数が業界最多クラス
  • 自動仕訳の精度が高い
  • 法人向けプランへの移行もスムーズ

おすすめの方:副業から事業拡大を見据える方

マネーフォワード クラウド確定申告の公式サイトを見る

なお、「とにかくコストを抑えて始めたい」という方には、初年度無料プランのあるやよいの青色申告 オンラインも選択肢に入ります。3製品をまとめて比較したい方は、当サイトの「クラウド会計ソフト7選」の記事も参考にしてみてください。


確定申告でよくある間違い・注意点

確定申告でつまずきやすいポイントを、相談の現場でよく見るものに絞ってご紹介します。事前に知っておくだけで、ミスやトラブルをかなり防げます。

1. プライベートの支出を経費に入れてしまう
事業に関係のない私的な飲食や買い物まで経費にしてしまうと、税務調査で否認されるリスクがあります。経費にできるのは「事業に必要な支出」だけです。自宅を仕事場にしている場合の家賃・光熱費などは、事業で使っている割合分だけを「家事按分」して計上するのが原則です。

2. 控除の適用漏れ
国民年金・国民健康保険料(社会保険料控除)、生命保険料控除、iDeCoの掛金(小規模企業共済等掛金控除)、医療費控除など、適用できる控除を見落として税金を払いすぎているケースは非常に多いです。手書きで作成すると特に漏れやすいので注意しましょう。

3. 帳簿づけを直前にまとめてやろうとする
前述のとおり、1年分をまとめて入力するのは大変な労力です。会計ソフトの自動連携を活用し、こまめに処理するのが結局いちばんの近道です。

4. 提出・納付の期限を過ぎてしまう
期限後申告になると、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課されることがあります。期限は必ず守りましょう。

5. 帳簿・書類の保存を怠る
確定申告が終わっても、帳簿や領収書には保存義務があります(青色申告の場合、原則7年間など。書類の種類により異なります)。捨てずに保管しておきましょう。

個別の経費の判断や控除の可否は、状況によって取り扱いが分かれることがあります。判断に迷う場合は、自己判断せず税理士または税務署にご相談ください。


e-Tax・インボイス・電子帳簿保存法への対応

近年の確定申告まわりで、個人事業主が押さえておきたい3つのキーワードに軽く触れておきます。いずれも「会計ソフトを使っていれば対応しやすい」ものばかりです。

e-Tax(電子申告)
自宅からオンラインで申告できる仕組みです。前述のとおり、青色申告特別控除65万円の要件のひとつでもあり、紙提出より控除額の面でも有利になります。マネーフォワードやfreeeなどの会計ソフトは、作成した申告データをそのままe-Taxへ送信する機能を備えています。

インボイス制度(適格請求書等保存方式)
2023年10月から始まった消費税の制度で、課税事業者になって「適格請求書発行事業者」の登録をすると、登録番号入りの請求書(インボイス)を発行できるようになります。取引先との関係で登録が必要かどうかは事業によって異なるため、判断に迷う場合は専門家に相談を。主要な会計ソフトはインボイス対応の請求書発行や、受け取ったインボイスの管理に対応しています。

電子帳簿保存法(電帳法)
電子データでやり取りした請求書・領収書(メール添付のPDFなど)は、原則として電子データのまま一定の要件で保存することが求められています。クラウド会計ソフトには、こうした電子書類を要件に沿って保存・管理する機能が用意されており、自前でルールを整えるより格段にラクです。

これら3つの制度は、いずれも今後さらに重要度が増していきます。最新の取り扱いは制度改正で変わることがあるため、詳細は国税庁の公式情報や税理士にご確認ください。


よくある質問 FAQ

Q1. 確定申告の期限はいつですか?
原則として、申告・納税ともに翌年の3月15日(土日の場合は翌平日)です。たとえば2026年分の申告は、2027年3月15日が期限の目安となります。期限を過ぎるとペナルティの対象になることがあるため、早めの準備をおすすめします。

Q2. 簿記の知識がまったくありません。それでも青色申告はできますか?
できます。複式簿記と聞くと身構えてしまいますが、会計ソフトを使えば、日々の取引を入力(または自動連携)するだけで複式簿記の帳簿が自動で完成します。簿記の専門知識がなくても、65万円控除を狙うことは十分可能です。

Q3. 会計ソフトは無料のものではダメですか?
無料の家計簿アプリなどでも記録自体はできますが、確定申告書類の作成やe-Tax連携、サポートまで含めると、有料の会計ソフトのほうが結果的に手間も時間も大幅に削減できます。やよいの青色申告 オンラインのように初年度無料で試せるものもあるので、まずは試してみるのも良いでしょう。

Q4. 赤字でも確定申告はしたほうがいいですか?
青色申告をしていれば、その年の赤字を翌年以降3年間に繰り越して、将来の黒字と相殺できます。節税の観点から、赤字でも申告しておくメリットは大きいです。

Q5. 自分でやるか、税理士に頼むか迷っています。
売上規模が小さいうちは、会計ソフトを使って自分で申告する方が多いです。ただし、売上が伸びて取引が複雑になってきたり、本業に集中したい場合は、税理士に依頼する価値が出てきます。まずは会計ソフトで自分でやってみて、手に負えなくなったら専門家に相談、という流れが現実的でしょう。


まとめ

確定申告は、流れと順番さえ理解すれば、決して乗り越えられない壁ではありません。最後に要点を整理します。

  • 確定申告は「収入−経費=所得」に対する税金を、自分で計算・申告・納税する手続き
  • 本格的に事業を続けるなら、節税効果の大きい青色申告がおすすめ(承認申請の期限に注意)
  • 手順は 帳簿づけ→必要書類準備→申告書作成→提出→納税 の5ステップ
  • 提出はe-Taxが控除面でも有利
  • 帳簿づけや申告書作成の面倒な部分は、クラウド会計ソフトでほぼ自動化できる

「確定申告が不安」という方こそ、まずは会計ソフトを味方につけてみてください。簿記の知識がなくても始められるfreee会計、連携の強さで事業拡大を支えるマネーフォワード クラウド確定申告、初年度無料で気軽に試せるやよいの青色申告 オンライン――いずれも、あなたの確定申告を大きくラクにしてくれるはずです。今年の確定申告を、ぜひ「面倒な義務」から「事業を見つめ直す機会」へと変えていきましょう。

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。個別の税務判断については、最終的に税理士または最寄りの税務署にご確認いただくようお願いいたします。


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この記事を書いた人

堀 寿弘(ほり としひろ)
合同会社白眉コンサルティング代表/中小企業診断士・応用情報技術者。経済産業省認定 経営革新等支援機関。

大分駅前のシェアオフィス「ユナイテッドシェア大分」を運営。
のべ1,500件超の相談実績を活かし、大分の創業者・小規模事業者を伴走支援しています。
「正解を押し付ける」のではなく、あなた自身が答えに辿り着くお手伝いをしています。
経営のご相談や施設の見学は、お気軽にどうぞ。

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